グルーピング収納とは?
「グルーピング収納」とは、同じ作業をする時に使うものをトレイやボックスなど1ヶ所にまとめて収納することです。多くの人が無意識のうちに実践しているわかりやすい例としては、
・洗濯に使うもの … 洗剤、柔軟剤、ネット
・裁縫に使うもの … 縫い針、マチ針、糸、はさみ
・料理に使うもの … 包丁、まな板、計量スプーン、菜箸、お玉
・入浴に使うもの … ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント
・化粧に使うもの … ファンデーション、口紅、チーク、アイライナー、マスカラ、眉墨
・パソコン作業に使うもの … ノートパソコン、マウス、USBメモリ、イヤホン
などが挙げられます。
普段からグルーピング収納を習慣にしておくと、何かの作業を始める時にその作業に必要なアイテムが1ヶ所に全てまとまっているので、わざわざ1つずつ取りに行く手間がかかりません。
すぐに作業をスタートできて、作業が終わったら元の場所に戻せます。そのため、
グルーピング収納のメリット
・準備と片付けがラク → 自然に時短となる
・物が散らからない
・物をなくすリスクがグンと減る
といったメリットがあります。
グルーピング収納のコツ
グルーピング収納を上手に習慣化するためには、どんなことを心がければ良いのでしょうか?
ここからは、私も実践しているグルーピング収納のコツを3つご紹介していきます。
ラベリングする
目的別にグループ分けしたグルーピング収納で気をつけたいのは、ボックスや引き出しの中に物を入れると中身がわからなくなる点です。
せっかくスッキリと綺麗に収納できていても、肝心な時に見つからずにあちこち探さなければならないようでは、本末転倒ですよね。
どこに何が入っているのかが、いちいち開けなくても外からパッと見てわかるように、中に入っているのが何なのかを書いてラベリングしておきましょう。
モノの定位置を決める
トレイやボックスにまとめただけでは、バラバラになってしまうことは防げますが、置き場所を決めないとトレイやボックスごと行方不明になってしまうリスクがあります。
なので、同じ目的で一緒に使うことの多いアイテムは、グルーピング収納する際に、置き場所の定位置も合わせて決めるのがポイントです。
置き場所をコロコロ変えるのではなく、それぞれのグループごとに定位置をしっかり決めて、決めた場所に片付けましょう。
グルーピング収納中に出てきた不用品はまとめて処分
グルーピング収納を進めていると、似たようなものがたくさんあることに気づくケースが結構あります。1つあれば十分なものなら、余分なものを処分すればスッキリしますね。
また、長期間使っていないうちにインクが乾燥して書けなくなってしまったマーカーペン、子どもが成長して興味を示さなくなったおもちゃなど、整理しているうちに出てきた不用品はまとめて処分しましょう。
少量であれば分別して自治体のごみ収集日に出して、量が多ければ不用品回収業者を利用するのが便利です。
おすすめのグルーピング収納例
最後に、私が実際に使っているグルーピング収納の例をご紹介します。
●ファイルスタンド(ダイソーやキャン★ドゥなど100円ショップ)
事務用のファイルやクリアケースなどを入れておくのによく使われるファイルスタンドは、横幅が10センチ程度のものが多く、あまり場所をとりません。省スペースで細々としたものをいろいろ入れておけるのがポイント。
私は、新聞紙をまとめて古紙回収に出す時に使うビニール紐やはさみ、中古の書籍やCD、小物雑貨などをフリマアプリで売れたものを発送する時に使う封筒や緩衝材(プチプチ)、ガムテープなど、梱包アイテム一式をまとめて入れています。
いちいち別の場所に取りに行かずに済むので、とても使い勝手が良くおすすめですよ♪
●「自立収納できるキャリーケース・A4用」(無印良品)
旅行用のキャリーケースのように、開くと左右に別々の物を収納しておけるのがポイント。
子どもの学習ドリルや文具など、勉強道具をまとめて入れるのにおすすめです。科目ごとに分けるのも良し、きょうだいがいれば上の子と下の子で半分ずつ分けて使うのも良し。
リビングで子どもの勉強を同時に見るのに、1人ずつ別の場所から必要なものを運んでくる手間がかからず、手早く勉強を始めることができます。ママ友にも教えてあげたところ、これは便利だねと好評でした♪
日々の家事にかかる時間を、グルーピング収納で少しでも短縮してストレスが減らせるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!