クッサい洗濯物の生乾き臭の原因は?イヤな臭いを断ち切る6つの方法

家事のコツや悩み

生乾きの洗濯物が臭い原因って?

タオルやTシャツなど、キレイに洗ったはずの洗濯物が何だか臭いと感じた経験はありませんか? 分量通りに洗剤を入れて、いい香りの柔軟剤も使っている、しっかり乾かしているのになぜクサくなってしまうのか、気になりますよね。

実は、洗濯物から漂うカビや汚れた雑巾のような臭いは、衣類についた雑菌が原因です。

モラクセラ菌」という菌で、洗う前の衣類やタオルに付着した皮脂や汚れ、水分をエサにして増殖して、フンのようなものを排出する性質を持っています。生乾きの洗濯物には、このモラクセラ菌が発生しやすい環境条件が揃っているため、イやな臭いがします。

また、モラクセラ菌は乾燥や紫外線にも強く、衣類やタオルの繊維の奥の方に一度入り込んでしまうと、なかなか取れないところも厄介です。洗い直して天日干しをしても、ニオイ戻りに悩まされることになります。

洗濯物の臭いを断ち切る6つの方法

洗濯物のしつこくて嫌な臭いを防ぐには、菌を発生させにくくするのが何よりの近道です。ここからは、洗濯物の臭いを断ち切る6つの方法を解説します。

①スチーマー・アイロンを使って除菌

菌をやっつけるには、スチーマー・アイロンの熱が効果的。ある家電メーカーが実験を行ったところ、高温のアイロンを衣類に押し当てると、何と99%の除菌効果があったのだそうです。

洗濯して脱水を終えた後の衣類が、ほぼ乾いた状態になるまでスチーマーアイロンをかけることで、嫌な臭いの原因菌はほぼ無くなります。

衣類に使われている繊維によって最適な温度が異なるので、アイロンをかける時には洗濯表示をよく確認して、大切な衣類を傷めないよう気を付けましょう。

②「酸素系漂白剤」を使って洗濯

画像引用元:https://www.shabon.com/shop/products/view/2223

熱に弱い素材の衣類の場合、酸素系漂白剤を使うのが有効です。40度前後のお湯で除菌することができます。

洗濯機に洗剤と酸素系漂白剤を入れて、洗濯物の量に合わせた規定の水量までお湯を注入します。あとは、通常通りの洗濯をするだけです。注意が必要なのは、

①お湯の温度は50度未満→50度を超えると繊維が傷む恐れがあるため。

②酸素系漂白剤と塩素系漂白剤は、絶対に混ぜない→混ぜると有毒な塩素ガスが発生して危険なため。

この2点です。

③脱水が終わったらすぐに干す

脱水が終わった後の洗濯物を、いつまでも洗濯機の中に放置していると、雑菌が増殖しやすくなります。洗濯が終わったら、すぐに洗濯機から取り出して干すことで、臭いの発生を防げます。

翌朝に干そうとして、前日の夜に洗って置いておくといった生活パターンになっている人は、洗濯するスケジュールの見直しをしましょう。

④全自動洗濯乾燥機を使う

毎日忙しくて、干して乾かす時間がなかなか取れない、朝から洗濯機を回していては仕事に間に合わないという人は、全自動洗濯乾燥機を使うのがおすすめ。

天候の影響も受けず、いつ洗っても生乾きの臭いに悩まされる心配がなく、乾燥まで自動でしてくれるので楽チンです。

⑤抗菌剤を含んでいる柔軟剤を使う

画像引用元:https://top.lion.co.jp/products/kaorikoukin/

最近の柔軟剤は香りのバリエーションだけでなく、抗菌剤を含んだ機能的なタイプもいろいろ出ています。除菌消臭効果の高いものを選ぶと、一日中効果が続きます。

お気に入りの香りで選ぶのも良いですが、臭い対策にはやはり抗菌剤を含んでいる柔軟剤を使うのがおすすめです。

⑥洗濯機を買い換える

長年使っている洗濯機は、洗濯槽に付着したカビが取れにくくなります。洗濯層クリーナーを使って掃除をしたり、洗剤や柔軟剤を変えても臭いが無くならない場合、思い切って洗濯機を買い替えるのもひとつの方法です。全自動洗濯乾燥機を購入するもの良いかもしれませんね。

洗濯機は家電リサイクル法の指定品目なので、粗大ゴミとして自治体の収集には出すことができません。各都道府県にある指定引取場所まで自分で持って行くのは大変です。

古い洗濯機を手放す際には、不用品回収業者に依頼して、自宅まで回収に来てもらうのが便利でおすすめです。部屋から手早く運び出して、適切にリサイクルしてくれます。

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